今日も山へ行こう

山が大好きな、30代ヤマオンナの山行記録。

雪山1年生なりの、雪山登山への考え方

こんにちは。

3月の3連休初日に、念願の西穂 丸山へ行ったまつたろうです。

今日は「冬=登山お休み期間」だった私が雪山登山を始めたきっかけや、自分なりの雪山登山への考え方を書こうと思います。

 

 

1.雪山登山を始める前に思っていたこと

雪の少ない九州で生まれ育った私にとって、雪=怖いもの(滑る、事故る…など^^;)でした。スキーなんかもやったことなかったし、雪道の運転なんてトンデモナイ!なレベル…

しかし、長野に移り住んでから状況は一変。。。雪が降っても運転はしなきゃならないし、九州にいたころみたく、家に閉じこもるわけにもいかないわけで…雪はとても身近な存在になりました。

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大好きな白馬村から眺める白馬連峰

でも、いくら雪が身近な存在になったと言っても、雪のある山はやっぱり怖い。夏~秋の北アルプスならソロでも歩けるようになった私でも、雪山となると完全未経験者。山登りをしたことがない人と変わりません。。。

だから標高1,000メートルにも満たない近所の里山でも、雪が降ったら(積もったら)「行ってはダメな場所」だと思ってました。

 

2.雪山登山を始めようと思ったきっかけ

そんな私が「冬も山に登ってみようかな」と思い始めたのは、2016年の秋ごろ。11月初旬に登った蝶ヶ岳で、雪のある登山道を歩いた時に「楽しいな」と感じたのが最初です。

そこが始まりとなり、

・山が身近な長野に住んでいるからこそ、「冬=登山お休み期間」なのはもったいない

SNSなんかにアップされるような雪山の景色を見てみたい

こう思うようになりました。 

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雪山に興味を持つきっかけになった蝶ヶ岳。登山道の雪はこんな感じでした

となると、次は雪山に登るにあたって「やらなければならないこと」は何だろう?よく分からないので、とりあえず情報収集からスタートしたのです。

 

3.お店に行って情報収集

登山雑誌の雪山特集などは以前から見ていたので、装備を揃えるのが最初というのは頭にありました。

がっ!!雪山装備は夏山装備以上に高い(´;ω;`)どうしたもんかと思い、とりあえずお店に行って情報収集。その結果…

・靴は大事

低山なら夏用(3シーズン用)でもまぁOK。それ以上を目指すならアイゼンのこともあるので、冬山用がいい。保温材については「大きく変わる」わけではないけれど、あった方が温かい(個人的実感としても、保温材ありの方が温かいと感じています)

・軽アイゼン+Wポールで行ける山もある

もちろん、この装備で行ける山域は限られます。でも、雪山=アイゼン+ピッケルが必須と思っていた私。軽アイゼンもポールもすでに持っていたので、まずは今の装備から始められる山に登ってみるか…と。

 

そんなわけで、まずは冬用登山靴だけを購入し、自分のレベルアップに合わせて装備を揃えていくことに。

購入した冬用登山靴は、ASOLO(アゾロ)の6B+GV Woman's。靴慣らしを経て、年末の久住登山から本格的に使い始めました。

 

4.雪山の目標設定

靴を買ったら、あとは山に行くだけ。山の情報はお店の方に教えてもらいました。

・長野でも東信エリア(湯の丸・黒斑山あたり)は晴天率が高く、雪の量も比較的少ないため、初心者でも歩きやすいエリア

・雑誌でおなじみの北横岳も歩きやすい

ということで、まずは「黒斑山」と「北横岳」を目標に設定。雪山のガイドブックを購入し、ヤマケイオンラインの現地情報や天気予報(天気図)とにらめっこしながら、山行計画を立てました。

 

5.実際に歩いた山

ココでは概要のみ、詳細は各山行記録の記事にて(後日アップ予定です)

久住山(2016年12月28日)

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登山道の標識にも霧氷?

年末の帰省に合わせて久しぶりに久住山へ。冬型の気圧配置が強まった翌日、素晴らしい霧氷を眺めながら、薄ら雪の登山道を歩いてきました。雪はあったものの、軽アイゼンの出番はナシ。雪の上を歩く感触が新鮮で、天気はイマイチながら楽しい山行になりました。

 

 

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黒斑山(2017年2月4日)

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黒斑山山頂より浅間山

風も弱く、文句なしの快晴が期待できたこの日、目標の1つである黒斑山へ。表コースを往復し、青空と雪景色と迫力ある浅間山を堪能しました。この日は軽アイゼン(6本爪)を使用。フラットフッティングを意識しながら歩きました。

 

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霧訪山(2017年2月12日)

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下山時に歩いた新登山道

霧訪山は長野県の塩尻市辰野町にまたがる標高1,305メートルの里山。長野のほぼ中央に位置しているため、天気が良ければアルプスや八ヶ岳など360度の大展望が楽しめます。この日も登山道には雪があり、軽アイゼン(6本爪)を使用。少しずつですが、軽アイゼンで歩く感覚が掴めてきました。

 

北横岳(2017年2月26日)

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北横岳山頂より。蓼科山、車山、北アルプス方面

再び風が穏やかで天気が良い予報だったため、もう一つの目標であった北横岳へ。北横岳は雪山入門の山と言われていますが、今冬は死亡事故が2件も起こったエリア。「簡単な雪山はない」と教えられている気がします。

この日は天候も良く、人も多いことが予想できたのでソロで。ロープウェイ~北横岳ピストンで計画を立てたものの、状況(人が少ない、登山道の状況が良くない 等)によっては坪庭散策のみとすることも考えていました。

そしてこのときは、いつも夫が使っている10本爪の軽アイゼンを借用。北横岳へ登り無事に帰ってきたものの、自分の歩行技術に若干の不安を覚える結果になりました…。

危険な目に遭ったわけではありません。自分自身の感覚なので上手く言えませんが、「もう少し雪山を上手に歩けるようになりたい」「それならまずは技術を学ぶことから」そう感じたのです。

 

アイゼン歩行の講習会については事前にチェック済。ただし、参加するとなると10本爪以上のアイゼンが必要とのこと。なので、北横岳から帰ってきてそのまま登山用品店へ行き、次なる雪山装備のアイゼンを購入しました。

購入したのはGRIVEL(グリベル)のG12 ニュー マチック。雪山装備の割引セール中、最後の1個を購入することができました(^^)1日履いていた登山靴を店員さんに触らせるのはどうかとも思いましたが(+_+)靴との相性は大事ですからね…。

 

アイゼン購入後は、

バンドの調整(余分なバンドはカット&末端処理)

・グローブをつけたままアイゼン着脱の練習

こんなことを自宅でやっていました。

 

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 乗鞍岳での雪山歩き講習会(2017年3月11日)

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乗鞍岳BCツアーコースより見た剣ヶ峰

私が参加したのはモンベル主催の講習会。ツボ足歩行やアイゼン歩行の基本を学んだあと、乗鞍岳のBCツアーコースを歩くという内容でした。

・フラットフッティングやキックステップといった基本の歩き方

・斜度に応じた登り方や下り方

・アイゼン歩行の注意点 等

実際に教えてもらい、そして歩き方を見てもらうことで、改善点も見えてきます。私の場合は「下山時に“滑るんじゃないか”という恐怖心から腰が引けてしまう」という改善点が…この点も「アイゼンを信じること。へっぴり腰は逆に危険」とアドバイスをいただきました。

歩行技術は山を歩く上で最も基本となる技術。雪山に多い滑落も、この歩き方がしっかり出来ていればある程度は防げると講師の方もおっしゃっていました。もちろん、山の難易度が上がれば他の要因も関係してくると思いますが。。。短い時間でしたが、やはり参加して良かったと感じる講習会でした。

 

西穂丸山(2017年3月18日)

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西穂山荘とテン場。奥は乗鞍岳と焼岳。左側には上高地大正池

乗鞍岳での講習会で学んだことの復習&練習を兼ねて、西穂高岳の丸山まで歩きました。今冬の西穂は驚くほどに事故(滑落)が多発しています。その多くは独標やピラミッドピークなど、丸山から先の険しいエリアで起こった事故。しかし、丸山までの道だって何が起こるか分かりません。常に気を引き締めて歩き続けたいものです。

当日は風も弱く天気もまずまず。雪のある北アルプスに自分の足で歩いてたどり着けたことが、まずはとても嬉しかった。と同時に、いつかはさらに先まで歩いていけるように、これからも学び続けたいと思っています。

 

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 <オマケ>雪山講習会について

雪山講習会はモンベルなどのショップの他、各地の山岳会などでも開催されています。山岳会主催の講習の中には、会員以外でも受講できることがあるみたいです。雪山登山を始めたい方や始めたばかりの方は、一度こうした講習会を受けることをオススメします。

「道具を揃えたら、とにかくいろんな雪山に行ってみたい!」

その気持ちは分かります。私も登ってみたい雪山はたくさんあります。でも、そんな登りたい山に「楽しく安全に登って、笑顔で家に帰る」ためにも、基礎が大切だと思うんです。

先日、長野県の防災ヘリコプターが山岳救助訓練中に墜落し、隊員が亡くなるという痛ましい事故が起こりました。救助隊員の方たちが厳しい訓練を行うのは、私たち登山者を救助するため。ですが、私たち登山者もしっかり学び、技術力や判断力を身に付けていく必要があるのではないかと思います。

私はまだピッケルを持っていません。なので、今の時点で歩ける山は「ピッケルが不要な山」のみ。来シーズンまでにはピッケルを購入し、次のシーズンが始まったらピッケルワークが学べる講習会からスタートする予定です(^^)

 

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